家の外壁に伸びてしまったツタをどうしたらいいかわからないという方のために、この記事ではツタやつる取りに必要な道具とその道具の特徴などを解説していきます。
ツタを放置するデメリット
ツタを除去せずにそのままその場に放置していると、多くの被害を招く恐れがあります。
1番の被害としては害虫が寄り付くことではないでしょうか?ツタの葉には毛虫がつきやすいので毛虫の影響で肌のかぶれなどにつながる可能性があります。また、ゴキブリなどの外注の侵入経路になってしまう可能性もあります。
ツタは思っているより頑丈なので手だけで除去するのは難しいです。どうすればうまく除去できるか道具の紹介と合わせて解説していきます。
ツタ除去に使用する道具
- はしご
- 枝切りバサミ
- 高枝切バサミ
- 鎌
- 長尺ヘラ
- 除草剤
はしご
まず外壁となると高所の作業になる可能性が高いです。そうなるとはしごは必須になります。はしごでなく適当な台などを使用すると転倒のおそれになるので必ずはしごを準備しましょう。
1階までの高さなら約2メートルの高さが必要で、2階までの高さになるのであれば4メートル伸ばせるはしごを準備しましょう。
枝切りバサミ
ツタに枝切りバサミ?と思うかもしれませんが先述した通りツタは丈夫で太いツタとなるとそう簡単に切ることができません。ツタは成長して直径3センチ以上になると相当丈夫なので枝切りバサミは必ず準備しておきましょう。
枝切りバサミなどを買うのが初めてという方はホームセンターなどの店員さんからアドバイスを受けるといいでしょう。
高枝切バサミ
高枝切バサミの最大の特徴は柄の長さを変えられるところです。はしごなどを使用していると横の移動が大変になります。そういった時に長さを変えることができる枝切りバサミがあるととても便利です。広範囲にツタが伸びているのであれば準備しておきましょう。
鎌
ツタの除去で一般的に用いるのが鎌です。基本的には細く切りやすいツタが広範囲に広がるので鎌を使用しましょう。柄の長いものを選ぶことでハシゴの面倒な横移動を少なく済ませることができます。ただ、長すぎても細かい作業などやりづらく扱いにくい特徴があります。そのため、自分の体格や除去したいツタの状況、壁の状況などを考慮して選ぶといいでしょう。
長尺ヘラ
鎌や枝切りバサミと違い長尺ヘラは外壁などに張り付いてる状態のツタを剥がすことが可能です。凹凸のある壁などには適しておらず傷をつけてしまう可能性があるため、平な壁にのみ使用しましょう。
除草剤
一通りツタを刈り終えたら再度伸びてくるのを防ぐため除草剤を使用しましょう。根っこから枯らすことのできるグリホサート系の除草剤再発防止に最も適しているためおすすめです。
除草剤選びもなかなか自分で決められないという人は枝切りバサミ同様に園芸用品店やホームセンターの店員さんにアドバイスを求めるといいでしょう。
外壁に伸びているツタの除去方法
外壁のツタの除去作業は他の箇所に比べて高所になるケースが多く、壁からツタを剥がすのは難しくなります。また、力付くでツタを剥がすと外壁の塗装も一緒に剥がしてしまう可能性もあります。
そうならないためにも正しい手順で安全にツタ除去をしていきましょう。
- 水などをまきツタやつるを柔らかくしましょう。
- 鎌や枝切りバサミを使用してツタを切る
- 外壁に傷がつかないよう慎重に手でツタを剥がす
- ヘラやブラシなどで残ったつるを除去
- ツタの根っこに除草剤を入れて再発防止
上記の5つの手順を安全かつ慎重に行いツタを除去していきましょう。
最初に外壁にホースなどで水をまきツタを柔らかい状態にしておくことは重要になります。一度水分を含ませて柔らかい状態にしておくことで作業がしやすくなります。そういった準備をしてから外壁に傷をつけないよう丁寧に時間をかけて作業をするのがコツです。焦らず、1つずつクリアしていきましょう。
ツタ除去後に行うこと
ツタ除去の後には再発防止など、再び伸びてこないようにするためやることがあります。
ツタ除去の作業はかなり大変なので何回もやりたいと思う人はいないでしょう。予防までしっかりやっておくことをおすすめします。
ツタの処分
ツタを外壁から除去したらそのまま地面に置いておくことはやめましょう。再び根を下ろし外壁までツタを伸ばす可能性があるので必ずすぐに廃棄するようにしましょう。
ツタの再発予防
ツタは生命力が強く生きていると再度成長して外壁などにツタを伸ばします。そうならないためにも先述したように除草剤などを正しく使用しましょう。除草剤は根っこのあるところに直接穴を開けて振りかけるとより効果的です。使用方法を守り正確に使用することで再発を防止できます。
また、種子が飛んで来てしまったり、新芽が出ないようにするため防草シートや砂利などをあらかじめ敷いておくことで防止することもできます。自宅の外観と合わせて問題ないようでしたらそういったものの活用も検討すると良いでしょう。
これまでで、ツタを除去する方法やそれに伴い必要となる道具や使用方法、除去後のツタなどの処理方法についても詳しく紹介してきました。自分で行うツタ除去の作業はかなりハードで危険がともないます。怪我をしてからでは遅いため、そうならないためにも、作業をする前に必ずこの記事のポイントを確認し、準備を怠らずゆっくり丁寧に作業をしましょう。
ツタ除去の注意点
ツタ除去をする際には以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 高所作業での転落に最大限気をつける
- どんな時でも二人以上で作業をする
- 害虫に気を付ける
1つ目の転落注意の項目ですがハシゴからの転落で死亡するケースは1年に30件は発生すると言われています。絶対安全とは言い切れないので、高所となりやすい外壁のツタ除去の作業では最大限安全かつ慎重に作業をするようにしましょう。
2つ目は二人以上で作業をすることです。転落などがあった場合、早急に救急車などを呼ぶなどの対応がとても大切になります。またハシゴを押さえてもらうだけでも転落のリスクをぐんと減らすことができるので、ツタ除去作業の際は二人以上で作業を行いましょう。
最後は害虫に気を付けるです。冒頭で説明したようにツタには毛虫などの害虫が付着している可能性が高くなります。知らず知らずのうちに毛虫に触れてしまい、かぶれの原因になる可能性もあるので長袖などを着用した上で作業するようにしましょう。
また、蜂などが巣を作っているケースもあるためそういった危険がないかをしっかりと確認した上で作業を開始しましょう。
まとめ
ツタ除去作業はかなりハードで根気が必要になります。ツタの除去方法のところで解説したように1つ1つのステップを意識して作業することで時間はかかるかもしれませんが確実かつ綺麗に除去することができます。
道具選びからされる方は、一度ツタ除去する箇所の調査や写真などを撮っておくと良いでしょう。そういった情報があることで園芸道具店やホームセンターのスタッフから的確なアドバイスを受けることができます。
事前準備からツタ除去は始まっていますので最初から徹底していきましょう。
初めてのツタ除去という方はこの記事をぜひ参考にしてください。
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