放置すると起こるリスクと年間管理の必要性

庭木や芝生を手入れせずに放置すると、枝折れによる事故や害虫の大量発生、景観の悪化による資産価値の下落など、思わぬ損失を招きます。とりわけ雑草と病害虫は一度増えると駆除コストが跳ね上がるため、定期的なメンテナンスが最終的にはもっとも安上がりで安全な対策になります。

年間スケジュール全体図:月別メンテナンスカレンダー

一年を通じた作業は、発芽期(3〜4月)、旺盛成長期(5〜8月)、整枝・落葉期(9〜11月)、休眠期(12〜2月)の四つに大きく分けられます。このリズムを意識し、剪定・芝刈り・施肥・防虫のタイミングを月ごとに組み合わせれば、無駄のない手入れが実現します。

【春】発芽・成長スタート期の剪定と肥料管理

春は芽吹きに合わせて軽めの剪定を行い、枝先を整えることで新芽の生育を促します。同時に緩効性肥料を株元に混ぜ込み、雨の多い時期に養分がゆっくり溶け出すよう仕込むと効果的です。芝生は雑草が目立ち始める前にプレ・エマージェンス除草剤を散布しておくと、夏の草取りが劇的に楽になります。

【夏】旺盛な成長期の芝刈り・草刈り・害虫対策

気温が上がる夏は芝が週単位で伸びるため、芝刈りは最低でも月2回を目安に行います。刈り高を低くしすぎると根焼けを起こすので、真夏はやや長め(3〜4センチ)に残すのがポイントです。樹木は高温多湿で病害虫が増えるため、ベニカXなど広域殺虫剤を散布しつつ、風通しを確保するための枝透かしを同時に実施します。

【秋】刈込みと冬支度で整えるメンテナンス

秋は生長が緩やかになる時期です。ここで形を決める本剪定を行うと、翌年のシルエットが美しく整います。芝生は刈り高を少し上げて光合成量を確保し、目土を薄くかけて根を保護すると冬越しがスムーズです。落ち葉は放置するとカビの原因になるため、月1回以上のブロア清掃が理想的です。

【冬】休眠期の防寒・点検と翌春準備

休眠期は大規模な剪定や植え替えに最適です。寒風で枝先が傷む常緑樹には、不織布で防風囲いを施すと越冬率が向上します。また、剪定道具や芝刈り機のメンテナンスをこの時期に済ませておくと、春からの作業効率が上がります。

年間メンテナンス費用の目安と内訳

一般的な80㎡程度の庭で、

  • 芝刈り(年10〜12回):3万〜5万円

  • 剪定(年2〜3回):4万〜8万円

  • 施肥・除草剤・薬剤散布:1万〜2万円

  • 廃材処分・清掃:5千〜1万円
    合計で年間8万〜15万円が標準的な目安です。樹木の本数や芝の品種、地形によって上下するため、必ず複数社に見積もりを取りましょう。

自分で管理する場合と業者委託のコスト比較

DIYは機材購入や廃棄物処理費を含めれば初年度で5万〜6万円、翌年以降は3万円前後で済むこともあります。ただし、高所作業の落下事故や芝刈り機の飛び石事故のリスクは自己責任です。プロに任せれば安全装備と損害賠償保険がセットになるため安心感が大きく、隣家トラブルの際も迅速に対応してもらえます。

まとめ

年間スケジュールに沿った継続的なメンテナンスは、短期的な作業負担を分散しながら庭の資産価値を守るもっとも確実な方法です。費用を抑えたい場合は、春と秋の大剪定だけ業者に委託し、芝刈りや除草は自分で行うハイブリッド方式も有効です。最終的には、適切なタイミングでの手入れが長期的コスト削減につながるので、計画的な年間管理を心がけましょう。

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