「防草シート」をご存知でしょうか?その名の通り雑草など伸びるのを防ぐシートのことです。
そんな便利なものがあるなら雑草に困っている人は使ってみたいと思いますよね。しかし防草シートにはデメリットも存在します。また、自分で防草シートを設置するのは難しく失敗してしまう可能性もあります。
この記事ではそれらデメリットや自分で施工する危険性などを解説していきます。
防草シートの施工を考えている方はこの記事を参考に失敗をしないようにしてください!
この記事で知れることは以下の通りです。
- 防草シートとは
- 防草シートの5つのデメリット
- 防草シートの敷設ポイント
- オススメできる防草シート
- まとめ
防草シートとは
雑草に悩まれている方や、普段から雑草を処理をしている方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
雑草対策に用いられる「防草シート」は植物に必要な空気、水、光の中の「光」を完全に遮断することで光合成を阻み生えなくしてくれるシートなのです。
その結果、草抜きや抜いた後の草の処理等の手間を大幅に軽減してくれる万能アイテムなのです。
防草シートの種類
- 「織物」の防草シート
- 「不織布」の防草シート
上記のように防草シートには2種類あります。防ぎたい雑草に対してアプローチが変わるので自分が困っている雑草に対して適しているシートを選択しましょう。
「織物」の防草シートであれば葉先の丸い種類の草に適しています。反対に葉先の尖った種類の雑草に使用してしまうとシートの織り目などから突き抜けてきてしまう可能性があります。
そのため葉先の尖った種類の雑草には「不織布」の防水シートを使用しましょう。不織布のシートでも密度が低かったり柔らかい雑草は突き抜けてしまうので対策したい雑草のタイプで選ぶことが必要です。
防草シートの5つのデメリット
- 自分で施工すると高確率でうまくできず雑草が生えてくる
- 品質の悪いシートを選択してしまうと効果が薄い
- 防草シートは種類が多く、どれがいいかわからない
- 防草シートはデザイン性が低いため景観を損なう
- 防草シートは定期的に交換が必要で手間になる
自分で施工すると高確率でうまくできず雑草が生えてくる
防草シートは便利ですがその分、正しい方法で使用しないと最大限のパフォーマンスを出すことができません。
自分で施工する際に失敗するケースは決まっています。ここではその失敗する原因を解説していきます。なぜ失敗してしまうのか下記にまとめました。
- 防水シートの重ねる部分が少ない
- 固定ピンを適切な数、箇所で止められていない
- 雑草の下処理をしっかりとできずに防草シートを敷設してしまっている
防草シートをうまく使用できていない人の大半が上記3つに当てはまります。ポイントとしてはケチらないというのが大切になります。
防草シートはしっかり重ねて敷設しないと隙間から雑草が伸びてきます。そのため15センチ以上しっかりと重ねることが重要になります。重ねる部分が多くなるとその分、防草シートの必要数が増えますがせっかく買ったのに雑草が伸びてきてしまったということになるのであれば、最初からしっかりと敷設する方が確実に安く済み、手間になりません。
また固定ピンが不足してしまうと防草シートをしっかりと固定できないため雑草が伸びてきてしまいます。
そのため固定ピンは「1m2あたりに5本以上使用」を心がけましょう。シート同様にここをケチると結果的にお金と手間がかかります。一度でしっかりと効果を出すために徹底するといいでしょう。
最後の雑草の下処理は上から被せれば大丈夫と油断する方も多いですが、雑草は生命力が強いので徹底した下処理が大切になります。
下処理のポイントは集草後に土壌処理型除草剤を撒くことです。この一手間で今後生えてくるであろう雑草に敵面に効果を発揮してくれます。
これら3つのポイントをしっかり意識することがとても大切になります。
品質の悪いシートを選択してしまうと効果が薄い
防草シートは安価なものも多くあります。安いシートは安いなりの理由があり、品質の悪い素材で作られた防草シートは耐久性が低くこまめに敷設する必要が出てきます。
5年以上は1つの防草シートで雑草を防ぎたいと考えるのであればある程度の値段でしっかりとしたクオリティのものを選ぶようにしましょう。
防草シートは種類が多く、どれがいいかわからない
防草シートと検索してみると多くの種類がありどれにすればいいか迷ってしまいます。昨今ではネット販売の市場も急激に伸びたことが影響しているのでしょう。
基本的に購入するかどうかは値段で判断されるでしょう。値段によって当たり前ですがクオリティが違いますので以下を意識しながら選ぶといいかと思います。
- 値段の安いシートは耐久性が低く雑草が生えてきやすい
- 値段の高いシートは耐久性が高く長期間雑草が生えてくるのを防げる
こういったポイントを理解した上で、こまめに交換するのは別にいいと考える人は安いものでも十分満足感は得られるでしょう。
防草シートはデザイン性が低いため景観を損なう
防草シートはデザインを優先させていないため淡白で景観を損なってしまいます。景観にこだわらない方であれば何も問題ないのですが、どうしても気になってしまうという方は「化粧砂利」などを防草シートの上から敷くことでおしゃれにすることができます。また、砂利シートは防草シートの耐久性を上げてくれる役割もあるので併用することはとてもおすすめです。
化粧砂利なども種類が豊富なので防草シートを使用したい箇所に馴染むものを選ぶといいでしょう。
防草シートは定期的に交換が必要で手間になる
防草シートは永遠に雑草を防いでくれるものではありません。そのため定期的に交換する作業が必ず生まれます。そういった手間も考えて防草シートの耐久年数などはしっかりと意識したほうがいいです。
砂利シートでも説明しましたが砂利シートは暴走シートが劣化する最大の原因の紫外線を防ぐことができるので併用することで交換する期間を伸ばすことが可能になります。
防草シート敷設ポイント
防草シートを効果を発揮させる敷設ポイントを以下にまとめました。
- 下処理を完璧にした上で防草シートを敷く
- 防草シートは15センチ以上重ねる
- 適切な位置、数で固定ピンを使用する
- 砂利などを併用する
防草シートでは敷設の仕方で効果が全く変わってきます。上記のポイントはデメリットの箇所でも説明しましたが重要なポイントとなります。
下準備として【茎葉処理型】や【土壌処理型】の除草剤を使用して茎からしっかりと枯らすことはとても大切です。また枯らした草の上にシートを被せるとふかふかして隙間が生まれやすくなるので必らず集草してからシートを敷設しましょう。
この下準備を怠るとどんなに完璧に敷設してもシートが浮いてきてしまい、隙間が生まれ雑草が伸びてきたり風に飛ばされるといったことになるので徹底して下準備を行いましょう。
これらがしっかりとできたらポイントを意識して敷設すれば防草シートの効果は十分に発揮することができるでしょう。
オススメできる防草シート
プロが自身を持っておすすめできる防草シートは【ザバーン240G】です。
【ザバーン240G】はどのシートよりも耐久性が高く破れにくいです。また、水が溜まらないので周囲を水浸しのままにするといったことがありません。
さらには軽く敷設もしやすいため総合的に費用対効果が高い防草シートといえます。
しっかりと敷設することで7年〜13年は使用し続けることができるのでどのシートよりも圧倒的に長く使えます。砂利を敷き併用することで「半永久的」と言える耐久年数を実現できるのでぜひ併用で使用するようにしてください。
まとめ
この記事では防草シートについて解説しましたがいかがでしたでしょうか?
防草シートの敷設はとても面倒で終盤には雑に敷設してしまいがちです。ですが最後の最後もまできっちりとすることで効果が全く違うものになります。
防草シートの選択から下準備、敷設とやることが多いですがしっかりと丁寧に1つずつステップを踏み敷設するよう心がけていきましょう。
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