自分でダニ駆除をしたいけど自分でやるダニ駆除の仕方がわからないという方も多いのではないでしょうか?

普段から目にすることのないダニに知らず知らず被害を受けているという人も少なくはありません。ダニは喘息やアレルギーの原因になるため、家にいるからと油断していてはいけません。

特に小さい子供がいる家庭では気をつけたいところですよね。
この記事ではそんなダニの生態についてや自分で行うダニ駆除について細かく解説していきます。ダニ駆除、ダニ対策を考えている方や、ダニの生態について知りたかったという方はぜひ最後まで読んでください。最後まで読んでいただければ自分でダニ駆除が簡単に出来るようになること間違いなしです。

ダニはどんな生き物?

自分で行うダニ駆除の方法を知る前にダニの生態について知っておきましょう。ダニは昆虫ではなくクモ類の生物で成虫のダニは8本の足を持ち、幼虫のダニは足が6本しかありません。

日本は湿度の高い国ということもあり、ダニとは比較的身近ともいえます。日本で確認されているダニの種類はとても多くあります。

そんなダニは冒頭でも話したように人に様々な被害を及ぼします。また繁殖力も強く、ダニを放っておくと簡単にすごい数、繁殖します。一般的に1グラムの埃の中にダニは1000匹いるとされています。

さらにダニは成虫になるまでのスピードがとても早く、1ヶ月で成虫に成長します。そして成虫になってから死ぬまでに50〜100匹卵を産むと言われています。これらからわかることは約10周間経つだけで10000匹繁殖することになるのです。
目に見えないところでこれだけ繁殖していることをしっかりと理解した上で被害が出る前にダニ駆除を行っていきましょう。

ダニの種類は?

ダニには様々な種類があり、種類によって色なども変わってきます。白、黒、灰色、茶色、赤褐色から黄色のダニと様々です。その中でダニ駆除をするにあたって意識したい種類がマダニでしょう。

成虫のダニは平らで楕円形の形をしています。さらには翼を持たないのが特徴です。

マダニは犬や人に寄生し、血液を餌とします。吸血したマダニは玉蜀黍、1粒程度の大きさに体が膨れます。そのため成虫のマダニは比較的見つけやすいかと思うのでダニに噛まれた後や体に痒みが発症した時は隈なく探して見るといいでしょう。

ダニはなぜ家で繁殖する?

ダニ駆除を正確に行うためダニがなぜ家で繁殖するかも知っておきましょう。ダニは基本的に暗く、湿度の高い場所を好む傾向にあります。そのため人が生活している環境はダニが住みやすい環境でもあるのです。外では草が茂っている場所や湿っている土などの日光に当たりにく場所で生息しています。

そういったところを人やペットが通ったりした際、ダニが付着して家に侵入します。この一連の流れがダニが家に入ってくる経路です。家の中にはダニが住みやすい環境になっており、ソファや布団などの繊維状のものやタンスやふすま、カーテンや段ボールにも住み着きやすいです。

そうやって人が生活する環境に帰省してダニは繁殖していきます。
まずダニ駆除を自分でする前に家に入れないための工夫をしましょう。帰ってきたらコロコロなどで服を綺麗にすることなども対策の一つです。

ダニによる被害

ダニ駆除をしたほうが理由は冒頭で説明したようにダニアレルギーや喘息の原因になったりします。そのほかにもっと怖い病気になる可能性も秘めています。

その中でも有名な病気は「ライム病」「日本紅斑熱」「つつが虫病」「マダニ媒介性回帰熱」ではないでしょうか?
特に「ライム病」は約75%の人がダニに刺されたことが原因で発症しています。ライム病の症状はインフルエンザにとても似ていて、発症してしまうとかなり辛い思いをするでしょう。

そういった被害があることを理解して、ダニが発生していると感じた場合はすぐさま調査をして駆除するようにしましょう。また対策をしていない人はしっかりと対策してダニが繁殖しないようにしましょう。

ダニがどこに住み着いてるか調べよう

ダニ駆除を正確に行うため、実際にダニが自宅に住み着いているのか、住み着いているとしたらどこに住み着いているのかを把握しましょう。ここではダニがどこに住み着いているのか調べる方法を解説していきます。

ストッキングと掃除機を使用して調べる

家にあるようなものを使って自分でダニが住み着いているのか調べる方法があります。
いらないストッキングを準備して掃除機の先端につけてダニが住み着きやすい場所に弱めの吸引力に設定して埃などを吸い取りましょう。しっかりと吸い切ったら白い板やガラス板を使い、その上に吸った埃を落としましょう。

ダニの種類によっては肉眼で確認できるものから肉眼では厳しいダニがいるので虫眼鏡などあれば使用しましょう。
その埃の中にダニがいるのであればすぐさまダニ駆除していきましょう。

ダニアレルゲン測定キットを使用して調べる

業者にダニ駆除を頼むとたまに使用するのがこのキットです。少しコストがかかりますがダニが自宅に住み着いているのか確実に確かめたいという方は、ダニアレルゲン測定キットを使用しましょう。

ダニアレルゲン測定キットは平均で7000円くらいかかりますので必要であれば検討してみてください。

ペットの体を調べる

ペットがいる家庭はダニに敏感でダニ駆除をする方も多いでしょう。ダニは自宅で飼っているペットに住み着くことも多くあります。ペットの毛の中はダニにとってはとても住みやすく、ダニの栄養となる血なども吸いやすいのです。

肉眼で確認できるサイズのダニなども住み着いていることもあるので毛をかき分けて確認したりしっかりとブラッシングして、むしった毛の中を確認するといいでしょう。ペットに付着しているのであれば徹底的にダニ駆除をしましょう。

旗ずり方で調べる

ダニ駆除をする前にダニがいるかを調べるのであればこの方法は比較的簡単で誰でもできるでしょう。
旗ずり方は異物が確認しやすい白色のタオルやTシャツなどの布類を使用します。ダニがいそうな怪しい箇所をピックして準備したものを一通り引きずります。

そうすることで誇りが付着するのであとはストッキングと掃除機を使用したやり方と同じように誇りを落としてダニが居ないかを確認します。

ダニ駆除の方法

ここまでダニについてやダニが住み着いているかを調べる方法を解説をしましたが、ここでは自分で行うダニ駆除の方法を解説していきます。

自分で行うダニ駆除は簡単なものから少しハードルの高い駆除方法もあるので自分に適している駆除方法を選択していきましょう。ダニ駆除の方法は以下の通りです。

  • ユーカリとニームオイルでダニ駆除
  • 杉オイルスプレーでダニ駆除
  • 乾燥機などでダニ駆除
  • ダニ取りシートでダニ駆除
  • ダニ駆除スプレーでダニ駆除
  • 燻煙タイプの薬剤でダニ駆除
  • 天日干しでダニ駆除

ユーカリとニームオイルでダニ駆除

ユーカリとニームオイルを混ぜ合わせることでダニを殺すことができる駆除材に変身します。これらはエッセンシャルオイルとして有名ですが、ダニ駆除にも使用できるのです。ともに天然由来のものなので安心して使用できるかと思います。

使い方としてはこれら二つのオイルをそれぞれ30滴分準備して100mlの精製水と混ぜ合わせます。ここでできた液体をスプレーボトルに入れてダニがいるであろうエリアに吹きかけることでダニ駆除ができます。

杉オイルスプレーでダニ駆除

ユーカリとニームオイルとは違い杉オイルはこれひとつでダニ駆除やダニに対しての忌避剤になります。別名シダーオイルとも呼ばれ完全に天然成分で無毒です。外出時など虫除けスプレーの代わりに体に吹きかけるのもおすすめできます。

市販されている杉油スプレーは様々な添加物なども入っているためダニ駆除に向いていない場合もあります。そのためダニ駆除に特化させたいのであれば自作することをおすすめします。

  • 精製水 : 60ml
  • エタノール : 25ml
  • 杉油オイル : 約60滴分

を準備してスプレーボトルに入れて混ぜ合わせることで完成します。虫除けスプレーが苦手な方はこちらを使用してみてもいいかもしれませんね。

乾燥機などでダニ駆除

代表的なダニ駆除の方法です。ダニは50℃の熱に20〜30分晒されると死滅します。さらに60℃の熱となると即死させることができます。

布団やカーペット、カーテンなど洗濯することができるものであれば選択して乾燥機にかけることでダニ駆除をすることができます。コインランドリーによってはダニ駆除モードなどもあるのでダニ駆除をしたい人はそちらを使用しましょう。

また、乾燥機などにかけるのが難しいのであればスチームアイロンなどを使用するといいでしょう。スチームアイロンは100度以上の蒸気を出すことができるのでダニ駆除のできる温度まで達しています。表面にいるダニしかダニ駆除できませんが定期的に行うことで効果は出てきます。

ダニ取りシートでダニ駆除

簡単かつ薬剤などを使用せずにダニ駆除をしたい方はダニ取りシートがおすすめです。

ダニ取りシートは薬剤を使用せず、ダニが好きな香りでシートまで引き寄せ粘着剤で捕獲します。使用後もシートを捨てるだけなのでとても楽です。ベッドなどに薬剤を使用するのは抵抗があるといった方やお子さんがいる家庭では安心してダニ駆除できるでしょう。

ダニ駆除スプレーでダニ駆除

簡単かつ早くダニ駆除をしたい方はダニ駆除スプレーを使用することをおすすめします。
ダニ駆除スプレーは肌刺激テストを行っているため、布団などに使用しても体に影響はありません。さらに速乾性にも優れているためすぐ乾くのでとても便利です。

ダニ駆除スプレーを使用した後はしっかりと掃除機をかけてあげればダニ駆除完了です。手軽かつしっかりと効果を発揮したいかがはダニ駆除スプレーを選びましょう。

燻煙タイプの薬剤でダニ駆除

ダニアースレッドやバルサンなどを聞いたことがある方も多いでしょう。家の中の隅々までダニ駆除をしたい方はくん煙タイプのものを使用するといいでしょう。ダニ駆除用の燻煙製品を室内で焚くことで広範囲かつ隙間なく駆除が可能になります。またこの燻煙製品は「イエダニ」「ノミ」「シラミ」「ゴキブリ」などといった単純なダニ駆除ではなく幅広い害虫にまで効果が期待できます。

ダニの卵には効果が期待できないため自然由来性のオイル駆除材などを併用することで根本から解消することができるのでおすすめです。

天日干しでダニ駆除

天日干しだけではダニ駆除は不十分なので必ず黒いビニールなどを被せるなど工夫をしましょう。そうすることで50℃まで熱を上げることができるのでダニ駆除することができます。

熱や日光を感じるとダニは繊維の奥に逃げるため必ず1〜2時間以上は天日干しをして確実にダニ駆除しましょう。

ダニ対策をしよう

ダニ駆除だけで満足せず、ダニ対策も行っていきましょう。

ダニは湿度の高いところを好むと解説してきましたが厳密には湿度が55%を下回ると生きることができなくなります。そのためこまめに換気したりすることで湿度を抑えることができます。

定期的に空気の入れ替えをまずは行いましょう。その上で部屋をこまめに掃除して清潔に保ちましょう。そうすることでダニの餌となるものがなくなり生きていくことはできなくなります。

ダニ駆除と合わせておすすめのダニ対策は以下の通りです。

  • ループタイプのカーペットを選び湿度のない環境にする
  • 定期的に窓を開けて換気する
  • 綿埃、髪の毛などコロコロを使用してこまめに掃除
  • 食べこぼしなどはすぐに片付け、掃除する
  • ペットの毛や餌などもこまめに掃除
  • 珪藻土を屋外で使用する

対策としては基本的に清潔にすることが一番です。

その他には珪藻土を使用することはとてもおすすめです。珪藻土というとバスマットを想像されるかと思いますが粉末でも売られています。珪藻土の粉末は植物性のプランクトンの化石粉末で吸水性に優れています。珪藻土の性能はとても高くダニなどが珪藻土に接触するとその高い吸水力でダニはすぐさま脱水していまい死滅し、結果ダニ駆除に繋がります。またダニだけでなく他の害虫駆除にも使用できます。

珪藻土は人体に害は無いとされていますが心配な人はしっかりと用法要領を守るように注意しましょう。

とにかく湿度管理と埃、髪の毛などに注意し家の中を清潔に保つことでダニ対策が可能になります。ダニ駆除と合わせてこれらも行っていきましょう。

布団やベッドは特にダニが繁殖しやすい

これまでダニの繁殖力の強さやどこに住み着きやすいかなど解説しましたが一番家の中で繁殖しやすいのは布団やベッドでしょう。布団やベッドでのダニ駆除はとても大切です。

布団やベッドのなどは繊維状で暗く湿度も高くなりやすい環境なためダニの好む環境です。また人が寝たり起きたりと動くため埃も溜まり、髪の毛なども落ちます。人間に寄生しやすいタイミングということもあり、布団やベッドはダニにとって最高の場所です。

布団・ベッドにいるダニの確認方法

布団・ベッドのダニ駆除をする前にダニの確認方法を知っておきましょう。その方法は以下の通りです。

  • ダニ目視キットで確認する。
  • ダニアレルゲン測定キットで確認する。

ダニアレルゲン測定キットは先で説明しましたがダニ目視キットも市販されています。
ダニがいるであろう場所に設置しておくことでダニの有無を付属ルーペで確認することができます。また、専用アプリと連携することでダニの汚染度なども測定することが可能になります。

布団・ベッドのダニ駆除・対策方法

ダニ駆除ををこまめに行うほかダニ対策は重点的にやりましょう。布団、ベッドにおすすめのダニ対策方法は以下の通りです。

  • まめに定期的にシーツを替える、洗濯する(枕カバーや掛け布団なども)
  • 布団、マットレスを立てかけて風を通す(簀子などを使用する)
  • 防ダニ効果を持つ寝具を選ぶ(高密度織りや薬剤加工など)
  • ダニ駆除にも使用できる忌避剤やダニ取りシートなどを使用する

以上が布団やベッドに住み着くダニ駆除、ダニ対策におすすめの方法です。

プロのダニ駆除方法は?

自分で行うダニ駆除とプロが行うダニ駆除はどう違うのか解説していきます。

ダニの調査

ダニ駆除前に必要なのはダニの調査です。調査方法は会社によって変わってきますが基本的にはダニの活動リズムや兆候などを確認し、どういった経路でダニが侵入するかなども調査します。それらを元にどうダニ駆除をしていくか決定します。

基本的には外出からの帰宅時、ハイキングや山間部への登山からの帰りは特にダニを侵入させることが多いです。またそれ以外には天井裏や床下に住み着いているネズミなどがダニを侵入させる可能性があります。そういった可能性がある場合はダニ駆除のみならずネズミ駆除なども考えた方が良いでしょう。

プロのダニ駆除

調査を終えたらダニ駆除が開始します。ダニの被害がかなり強い場合は本格的な薬剤噴霧器や液体残留製品なども使用するケースがあります。

根本から解決するためにはそこまで徹底したほうが良い場合もあるのでそこはしっかりとプロの意見を聞くようにしましょう。ダニが天井裏や畳に大量繁殖している場合は薬剤で駆除しきれない場合があるため根本から買い換えることも考えた方がいいでしょう。

プロのダニ駆除は駆除だけでは終わらない

プロのダニ駆除は駆除が終わった後の経過観察も徹底しています。ダニは小さく確認しきれない可能性があるため徹底した薬剤で駆除したとしても予想だにしていない場所に潜んでおり、再繁殖する可能性があります。

そういった場合被害を大きくしないために早めの駆除を実施します。

ダニが嫌いな植物を準備するのもおすすめ

ダニなどの害虫が苦手な植物を家の周辺に植えたり置いておくことで侵入を防ぐことが可能になります。ダニが苦手な植物は以下の通りです。

  • ミント
  • セージ
  • にんにく
  • ラベンダー
  • ローズマリー
  • ムラサキシキブ
  • マリーゴールド

などがダニが苦手な植物になります。玄関や窓、床下通気口の周辺に設置することで侵入を防げます。

まとめ

ダニ駆除には様々な種類があるため自分の家の環境などを考慮してダニ駆除方法をチョイスしましょう。またダニ駆除ばかりに意識が囚われてしまいますがダニ駆除を終えた後の対策もとても重要になりますのでしっかりと対策もしていきましょう。

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