春を終えて気温の上がる時期になると見ることが増える「ムカデ」。
実際に家の敷地や家の中でムカデを見たことがあるという人も多いのではないでしょうか?ムカデの生態もわからずどう対処すればいいのかわからないと感じる人も少なくないでしょう。

ムカデは叩いて処理する人もいるかと思いますがしっかりと処理しないと実は生きていたということもあります。「ムカデ」は頭部や胴体が千切れた状態でもしばらくは生きていることがあり、その状態で油断していたら噛まれるという可能性もあります。

そういった事態を招かないよう、この記事ではムカデの生態や出現したらどう対処するか、また家に侵入させない対処方法を解説していきます。この記事を読んで、しっかりと対策してください。

  • ムカデとは?
  • ムカデによる被害
  • ムカデを見つけた時は?
  • ムカデを侵入させないための対策

ムカデとは?

ここではまず、ムカデについて知っていきましょう。ムカデの生態を知ることで有効な対策をすることができます。

ムカデは国内、国外合わせると3000種あると言われています。また、日本だけでも130種の生息が確認されていて身近な虫と言えるでしょう。

ムカデの生態

ムカデを見たことがある人がほとんどかと思います。日本のムカデは体長平均7〜13センチ程のものがほとんどで細長い体が特徴的です。

ムカデは視力が弱く、生活のほとんどを触覚に頼っています。そのため動きなどに敏感で少しの動きを感知しただけで反応するといった習性を持っています。
またムカデは漢字にすると「百足」と書き、読んで字のごとく足の数が多い生き物です。これらの多く生えている足は、トカゲのように身の危険を感じると自ら切り離すことができます。切り離した足は脱皮するごとに生えてきて元通りになります。

ムカデはゴキブリやクモなどといった害虫を餌にする「益虫」と呼ばれます。ですがムカデ自身噛んだり、毒を持っていたりするので危険です。
ゴキブリやクモなどの対策をすれば自然とムカデの生きにくい環境になるのでそれだけでも対策ができるでしょう。基本的に高温多湿の環境を好むためそれらに注意しましょう。

ムカデの種類

日本で最も見られるムカデは3種類あります。

トビズムカデ

このムカデの特徴は頭が赤褐色で鳥の「鳶」のような色をしていることから名前の由来となっています。日本のムカデでは最大と言われ大きい個体となると15センチを超えます。

アオズムカデ

このムカデはトビズムカデの亜種とされており、基本的にトビズムカデより小さいサイズです。サイズと色の違いがありますが個体の特徴としては大きな差はありません。

セスジアカムカデ

このムカデは東アジア産のムカデでその名の通り、頭と足が赤褐色です。他のムカデより小さく4〜7センチと小柄なのが最大の特徴です。先にムカデは視力が弱いと説明しましたが、このムカデは眼がありません。噛まれてもほとんど痛みが出ることはありませんが人によっては腫れなどを起こす可能性があります。

ムカデによる被害

ムカデの被害は噛まれた時に起きます。場合によっては悪化することがあるため、時間をかけず素早く処置することを心がけましょう。

症状

ムカデに噛まれた時の症状は噛まれた直後の激しい痛みが最初の症状でしょう。個体によっては痛みが出ないと説明しましたがほとんどのムカデは痛みが出ます。

ムカデは強い毒を持っていることはほとんどないので重篤状態となることはほとんどありませんが痺れや痒みの症状が出る可能性があります。

まれに発熱や頭痛、めまいといった症状も出ますがほとんどその心配はありませんが、過去に噛まれたことがある人は蕁麻疹や吐き気などといったアレルギー反応を起こすこともあります。

咬まれた後の処置

ムカデに咬まれた場合、咬まれた患部を丁寧に水で洗いましょう。ムカデは熱に弱いとされているためお湯で洗うというものも見かけますが熱により毒の周りが早まると体調不良につながる可能性があるため水で洗うことをおすすめします。

水で綺麗に洗い流したあとは、抗ヒスタミンを含むステロイド軟膏などを使用しましょう。長時間腫れが引かない場合は放置せず病院で診てもらうことをおすすめします。

ムカデを見つけた時は?

ムカデを見つけた時、新聞などで叩いて駆除する方も多くいるかと思います。それで確実に駆除できていればいいのですが頭が残っているとムカデは生きている可能性が高いのでしっかりと頭を狙うようにしましょう。

自分で叩くのは怖いと感じる方はムカデ専用の殺虫剤や凍らせるタイプのスプレーを使用するなどして遠くから駆除しましょう。殺虫剤などであれば確実に駆除することができるので家に常備しておくのもいいでしょう。

おすすめの殺虫剤

ムカデ撃滅 480g

ムカデ駆除におすすめなのはムカデ撃滅です。このスプレーは強い殺虫成分と冷却成分があるため暴れさせることなく駆除することができます。

また、侵入防止効果も含んでおり隙間などに吹き付けておくことでおよそ3ヶ月の期間侵入を防げるとされています。(窓枠やサッシ、玄関先など)

ムカデを侵入させないための対策

ムカデを寄せ付けないためにはまずムカデが生きにくい環境にすることです。ムカデは高温多湿の環境を好むと説明しました。そのため常に家の中の湿度管理に気をつけましょう。除湿機や除湿剤などを使用したり水回りに湿気が止まらないように配慮することが大切です。

またムカデはゴキブリなどを餌とするためゴキブリ対策を徹底しましょう。生ゴミの処理など家の中を清潔にしておくことも大切になります。

庭などがあるうちであれば草むしりや草刈りをしたらそのまま放置にするのはやめましょう。草などの積まれている環境はムカデが最も棲みつきやすい環境といえます。家の敷地に棲みつかれると家の中に侵入する可能性が高まります。そういった細かい配慮も忘れないようにしましょう。

最後にムカデが家の中に侵入してくる箇所は窓などの隙間です。それらの隙間をしっかりとテープなどで塞ぐことも重要になります。

薬剤を使用する

ムカデを侵入させないために薬剤を使用するのも効果的です。いわゆる「忌避剤」と呼ばれるものでムカデが苦手とする成分を発することで侵入を防ぎます。

事前に置いておくことで家の中で遭遇することはほとんどなくなります。約3ヶ月の効果が期待できます。

おすすめの薬剤

おすすめできる薬剤はムカデよけ撃滅(置くタイプ)です。ハーブ由来の香りなので人からしたらいい香りです。そのため不快感なく使用することができます。またおくだけで効果を発揮するので簡単かつストレスがないのでおすすめです。

まとめ

ムカデの対処、駆除方法について解説しましたがいかがでしたでしょうか?

気温が18度を超えるとムカデは活動を開始し、夏場の気温が上がり湿度が高まる時期は最も発生します。そのため事前の対策が必要となります。事前に隙間を防いだり湿度管理をすることで侵入を防ぐことができます。またそれと合わせて置くタイプの薬剤を使用するとさらに効果を発揮できるので二つの方向から対策をしていきましょう。

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