芝生を植える作業や手入れをするには、作業に合う道具を選ぶ必要があります。
芝生愛好家や芝面積が広く頻繁に手入れが必要とされる方の中には、様々な道具を所有されている方もいますが、これから芝生を植えたりされる方は、必要なものを必要な時に準備すればいいかと思います。
専用の道具が無くても、時間はかかってしまいますがガーデニングに使う道具や手作業で代用することもできます。始めは必要なものだけ揃えて、必要だと感じた時、専用の道具を購入するようにしましょう。
芝生のお手入れにオススメの道具
芝生のお手入れ、芝刈りで筆者がおすすめする道具を10個ご紹介させていただきます!
1.芝刈り機
2.電動バリカン
3.ターフカッター
4.散水ノズル
5.ローンスパイク
6.ローンパンチ
7.芝刈りハサミ
8.除草道具
9.芝生の着色剤
10.液肥スプレイヤー
芝刈り機
芝刈りは、綺麗な芝生を維持するには必ず必要な手入れの1つです。そして「芝刈り」を行うには定番の「芝刈り機」が必要となります。
芝刈り機は圧倒的に早く手入れができ、綺麗に仕上げることができるので、今後続けて芝生を触るのであれば芝刈り機の購入を検討しましょう。
芝刈り機の種類
・電動
・手動
・リール式芝刈り機
・ロータリー式芝刈り機
※一般家庭では手動リール式を使用されている方が多いでしょう。
日本の一般的な家庭では音が大きく騒音などの問題で使用するのは難しいでしょう。公園やゴルフ場などの施設では、エンジンで動く乗用タイプの芝刈り機も使用されますが、広く大きな庭でなければエンジンで動く乗用タイプの芝刈り機は必要ありません。
芝刈り機のオススメ購入条件
手動式の芝刈り機が安価で購入しやすく、電動式の芝刈り機は価格が高くなります。また芝刈り機の性能、価格は幅広く、芝生を始めたばかりの方は迷ってしまいます。
オススメする草刈り機の条件は下記の通りです。
- 手動式芝刈り機
- 刈高を調整することができる
- 刃研ぎができる
- 価格は15,000円程度
よほど広い庭でなければ手動式で十分です。刃を研ぐことができるタイプであればお手入れ次第で長く使用することができるでしょう。
電動バリカン
細かい箇所で使う、電動バリカン
電動バリカンは芝生の端の部分をしっかりと綺麗に仕上げる、芝生の際刈り(キワ刈り)作業に使用されることが多いです。
電動バリカンは手軽にネット通販やホームセンターなどで購入することができます。価格も比較的安く3,000円〜15,000円程度と購入しやすい価格帯になっているので、1台は持っておくと良いでしょう。
電動バリカンにはバッテリー式のコードレスタイプとコンセントが必要なコードタイプがあります。バッテリータイプはコードが無くて使いやすさがウリですがですが、コードタイプに比べて比較的高価なのと充電が必要になるため、予算と使用する頻度に合わせて購入するようにしたほうがいいでしょう。
ターフカッター
芝生の根を切ることができる「ターフカッター」
芝生を育てていると芝生とコンクリート・壁・レンガなどの境目から芝生がはみ出してしまうことが多くあります。主にこのようなエッジ処理にターフカッターを使い、はみ出た芝生を根本から切り取る時に使用します。
春に行う更新作業では、芝生の根をあえて切り、新陳代謝をよくするためにスライシング(根切り)を行います。この作業時にもターフカッターを使用します。
ターフカッターは持っておくと便利ですが、一般家庭にあるようなシャベルや草刈り鎌などの道具でも十分に代用ができるので、優先頻度としてはあまり高くありません。
散水ノズル
芝生の水やり時に必要な「散水ノズル」
芝生の手入れで基本的な作業は水やりです。暑い夏場には毎日の水やりが必要になります。園芸やガーデニングの水やりはジョウロなどでも問題ありませんが、芝生の水やりにはジョウロは適していません。
散水ノズルは先端を回すことで水の出る形を変えられます。効率よく芝生の水やりをするには「飛距離」がある散水ノズルがおすすめです。。
散水ノズルは芝生の手入れには頻繁に使用する道具です、特別高価な道具ではないので、普段使いするのに使いやすい散水ノズルや、持ってみて手に馴染む散水ノズルなど使用感で選ぶといいかもしれません。
ローンスパイク
芝生のエアレーションに使用する道具。「ローンスパイク」
ローンスパイクを使用するのはエアレーションの時になります。エアレーションというのは芝生の根を切り、芝生を成長させる手入れ方法で、芝の密度を濃く綺麗な芝生を育てるには欠かせない手入れ方法です。
ローンスパイクと見た目がよく似ている道具で、ローンパンチという道具もあります。目的や使用方法がよく似ていますので、ローンスパイクかローンパンチのどちらかを持っていれば良いでしょう。
ローンパンチ
芝生のコアリング・エアレーションに使用する道具。「ローンパンチ」
コアリングとは、芝生の下にある古い土を掘り出し、新しい土を入れる手入れ方法のことです。エアレーションと同様に芝の密度を濃くして綺麗な芝生を育てる為には欠かせない手入れ方法です。
ローンスパイクの説明でも話しましたがローンパンチかローンスパイクのどちらかを所有していれば良いでしょう。
草刈りハサミ
楽に芝生を刈れる。「芝刈専用のハサミ」
ミは、芝刈りの仕上げに電動バリカンや芝刈り機で刈り残った部分の芝生を切って、芝生を綺麗にします。
一般的なハサミとは違い、刃の方向と握る方向が90度になっているので余計な力を入れずに簡単に芝生を切ることができるのが芝刈りハサミの最大の特徴です。
芝刈りハサミはホームセンターやネットショップなどで1,500円程度で安く購入することができます。
除草道具
細かい作業に便利な「除草道具」
芝生の除草作業は、原始的ですが手で雑草を抜くのが一番良いと言われます。芝生愛好家の方では自分の手で雑草を抜く方が多くいますが、雑草を手で抜く作業を芝生愛好家から「テデトール」と呼ばれています。
芝生用の除草道具は少なく、ネットショップやホームセンターなどでアイデアグッズや定番の除草道具など様々な種類の道具が揃えてあります。ものは試しで安価なものから触っていき自分に合うものを選ぶと良いでしょう。
除草剤を使用するのは、雑草が多い芝生や根が深い芝生、広い庭で手作業除草が困難な場合のみにしましょう。
芝生の着色剤
一年中緑の芝生が楽しめる、「芝生の着色剤」
芝生の着色剤を使用することで暖地型芝生でも1年中緑の芝生を楽しむことができます。
夏芝と呼ばれる高麗芝などは、冬になって気温が下がってくると枯れて茶色くなります。これは芝生の冬枯れと呼ばれます。そこで、気温の下がる冬の間も綺麗な緑の芝生を楽しむために、寒くなる前の秋になると着色剤を用いて芝生を緑に着色します。
芝生の着色剤は、芝生を綺麗な緑にすることで、見た目を良くするだけではなく、太陽からの熱の吸収率をあげて春の新芽が出る時期を早めるなどの効果があります。
液肥スプレイヤー
液肥散布を楽にしてくれる、「液肥スプレイヤー」
液肥スプレイヤーは、芝生に液肥(液体肥料)を散布する際に使用します。¥
この液肥スプレイヤーは、家庭にある一般的な水道のホースに直接つなぎ、自分が望む希釈率で液肥を散布することが出来るので、広い面積の芝生にも、ムラが無く短い時間で液肥を散布することができます。
まとめ
芝生のお手入れに必要な道具は多くありますが一般的な家庭にあるものでも代用できるケースが多々あるので手間や金額を考慮して必要と感じた時に購入すると良いでしょう。
代表的な芝刈り機などは劇的に芝の手入れの効率が良くなるので購入することをオススメします。芝の手入れをしていくことで愛着が湧き細かい手入れもしたくなれば都度、必要に応じて道具を揃えるようにしましょう。
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